トピックス
第10回ものづくり日本大賞を千歳市に報告してきました
先日3月26日に、第10回ものづくり日本大賞にて経済産業大臣賞を受賞したことは、前回のトピックスでお知らせしたとおりです。この度、3月31日に千歳市役所を訪問し、横田隆一市長へ直接ご報告させていただきました。


北海道新聞にも掲載いただきました。
ちょうど1年前を思い出して
市長への受賞報告は、昨年2025年4月の文部科学大臣表彰 科学技術賞以来、ちょうど1年ぶりとなりました。(🔗:当時のトピックス)
あの時も市役所に伺い、「千歳から技術を発信していく」とお伝えしたことを覚えています。1年越しに、また喜ばしい報告を携えて市役所の扉をくぐれたことは、素直に嬉しかったです。
ただ、受賞はゴールではなく、通過点。その先が止まらぬように、集中力と持久力を磨いて走り続けます!(かっこよく聞こえるのは、村上春樹さんのマラソンに対する考えを引用したからなのは秘密で)

技術という無形資産、そして「レペゼン千歳」企業として
製造業は、他の多くの業種と根本的に異なる点があると思っています。
サービス業やIT業であれば、優秀な人材が集まり、良いプロダクトやアイデアがあれば比較的短期間で成果を出せる場合があります。しかし製造業、とりわけ素材・材料の分野は違います。技術を積み上げるのに10年、20年かかることは珍しくないです。その技術が何に使えるかを見極めるには、素材への深い理解と同時に、産業構造の変化を読む目が必要です。
S-CMCもS-DBCも、EVの普及やパワー半導体の需要拡大という「時代の波」と、FJコンポジットが長年培ってきた「銅とモリブデン、銅とセラミクスを接合する技術」が、ようやく噛み合って花開いた製品です。技術があっても時代と合わなければ埋もれ、時代が来ても技術がなければ間に合わない。その両方を同時に持ち合わせることの難しさと尊さを、日々感じています。
だからこそ、今は強く経営しなければならないと思っています。市場環境は常に変わります。時代が揺れる局面でこそ、本物の技術を持つ会社の存在価値が問われると思います。波が穏やかな時は誰でも前に進めますが、荒れた海では技術という舵が効いてくる。開発投資を怠らず、技術の深掘りを続け、次の局面にも備え続けること——それが製造業における重要な思考だと考えています。
FJコンポジットは千歳の地に根を張り事業を営んでいます。今の北海道・千歳市は、ラピダスの進出を機に道外から多くの大企業が入ってきています。その中にあって、FJコンポジットはまだまだ小さい企業ですがレペゼン千歳・北海道として、胸を張って開発を続けていきます。毎日地道に積み上げてきた技術という無形資産が、いつかこの地域の誇りになるように。