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北海道新聞に掲載されました(AI・EV・宇宙)

メディア #パワー半導体
掲載日:2026.05.22
北海道新聞に掲載されました(AI・EV・宇宙)

北海道新聞のデジタル版(5/21)と紙面(5/22)に、弊社のことを取り上げていただきました。
紙面では経済面のトップに大きく載せていただきました。

記事の要約です。
・AI向けなどの先端半導体用の放熱材の需要あり
・ラピダスとの連携も視野
・EVでは米GM社へ供給中
・国際月探査「アルテミス計画」でも放熱材(S-CMC)が採用
・ロジック半導体やデータセンターでも活用される

そもそも、なぜ放熱材なのか

弊社の製品の1つに、放熱材(ヒートスプレッダ)[S-CMC]があります。
ざっくり言えば「半導体の熱を逃がす金属部品」です。

半導体は動けば動くほど熱を出します。熱がこもれば性能は落ち、寿命も縮む。
だから世界中のメーカーが、いま熱の処理に頭を抱えています。

発熱は、半導体業界の世界共通の課題
弊社はそこを解決する部品を、千歳の工場で作り続けています。

どこで使われているのか

今回の記事の主役は、AIデータセンター向けのロジック半導体です。

ロジック半導体は、ひとことで言えば「考える半導体」。スマホやPCのCPU、生成AIを動かすGPUなどがこれにあたります。生成AIが賢くなるほど、考える量が増え、出る熱も増える。データセンターの電力の多くが冷却に使われているのは、そのためです。

もう一つの主戦場が、電気自動車(EV)のパワー半導体。こちらは「力を操る半導体」で、モーターに流す電気をコントロールしています。大きな電力を扱うのでよく熱くなる。弊社は既に米ゼネラルモーターズ(GM)向けに供給中です。

最近の変わり種では、米国主導の国際月探査「アルテミス計画」で使われる地上アンテナにも、弊社の放熱材が採用されています。宇宙と通信するアンテナは強力な電波を扱うので、これもまた熱くなる。

熱があるところには、だいたいFJコンポジットの出番がある、という具合です。

人間で例えると、賢くなると頭をフル回転できるけど、そのまま使ってると鈍くなりますよね。
「あんた、頭いったん冷やしな」と言われた時に冷えピタを貼るように、半導体君にS-CMC(放熱材)を貼り付けます。そうすればずっと能力全開を維持できます。

ラピダスについて

千歳といえば、いま日本中から注目されているのがFJコン・・・じゃなくて、もちろんラピダスです。
(FJコンポジットもそのうち世界中から注目されます。頑張ります。)

——最先端ロジック半導体の量産を、ゼロから国内で立ち上げる。——

普通に考えれば無謀とも言える挑戦が、今のところ計画通りに前進しているようです。
これはエンジニア視点で見ると、かなり凄いことです。もっと評価されていい成果だと思っています。

税金が投じられているプロジェクトということもありますが、北海道企業として、そして同じものづくりに携わる者として、ラピダスにはぜひ成功してほしい。日本の半導体産業の景色を変える挑戦を、千歳の隣から応援しています。

距離が近いので、自然と交流もあります。何かしら協力できる場面があれば、それはとても嬉しいことです。

石狩データセンター見学にて

少し話は逸れますが、先日、北海道・石狩市のデータセンターを見学する機会がありました。

膨大な計算が今後行われる現場を間近で見て、ふと思いました。
「昔の人はAIも使わず、人間の脳ミソだけで社会を作ってたなんて信じられない」
——そんな時代が、きっと来る。

そのためには、AIを動かす電力を、いかに十分に、安定して供給できるかが鍵になります。
化石燃料に依存し続けるわけにはいきません。 再生可能エネルギーをいかに安定して使えるかが、これからの社会のインフラそのものになっていく。

弊社は、半導体の放熱材[S-CMC]や電気基板[S-DBC]の他に、レドックスフロー蓄電池燃料電池向けの部品製造も手がけています。再エネは「作る」だけでなく「貯める」「変換する」がセットでないと回らない。蓄電池や燃料電池は、再エネ社会の屋台骨になる技術です。

半導体の放熱で「いま」を支え、蓄電・燃料電池で「これから」を支える。
弊社のやっていることは、案外ちゃんと繋がっているのかもしれません。

北海道は冷涼な環境ですが、心には熱量があります。
熱いことなら、これからもお任せください。