トピックス

【掲載】精密工学会誌にFJの技術が特集されました

トピックス
掲載日:2025.09.03
【掲載】精密工学会誌にFJの技術が特集されました

このたびFJコンポジットが「精密工学会誌 2025年8月号」に掲載されました。しかも、最初のカラーページに4ページもの大特集
カラーページってのがワクワクしますね。 子どもの頃、マンガ雑誌の巻頭カラーを読み込んだように、大人になってからもやっぱりカラーは特別です。その“特等席”に、FJの技術や会社経緯が掲載されました。

掲載していただいた嬉しさを力に変えて、これからも挑戦を続けます。
「次は連載化されるように」と笑いながら、新しいものづくりを続けてまいります。

記事の要約

細かくて字が読めない(見えない)方々のために、AIさんに要約してもらいました。

FJコンポジットの「FJ」は、創業地・静岡県富士市の“フジ”が由来。実は最初は「フジコンポジット」という名前にするつもりでした。しかし「個性がない」と周囲から大反対を受け、急遽「FJ」に。社名の裏にはそんなエピソードがあります。

創業当初は断熱もないプレハブ倉庫。夏は灼熱、冬は極寒という環境から脱却するため、新しい工場用地を全国で探し、空港アクセスに優れる千歳市を選びました。海外顧客が来やすいという強みや、宅急便が東京よりアメリカに早く届くという“時差マジック”も決め手になりました。なお、Rapidus進出とは無関係で、隣に大工場ができると知ったのはニュースを見た時だったそうです。

FJコンポジットは、半導体・EV・燃料電池などに不可欠な放熱・電極部品を手掛けています。

・S-CMC:銅とモリブデン箔を積層した独自クラッド材。性能は他社比1.5倍、文科大臣賞も受賞。
・S-DBC:セラミックに銅を高精度で貼り付ける技術。他社ではボイドができやすいが、同社は蒸着+ホットプレスで高性能を実現。
・燃料電池セパレータ:1台あたり800枚必要。世界でも数社しか作れない。
・レドックスフロー電池用双極板:再エネ時代に不可欠な大型蓄電池の心臓部。

世界で数えるほどしかない企業だからこそ、世界中から問い合わせが絶えません。

創業当時は営業部を作る余裕がなく、自ら営業して自ら製造。その延長で、今も営業部は存在せず、インターネット経由で仕事が舞い込んできます。目指す組織像は「全員製造」。事務部すらゼロにしたいというのがユニークな考え方です。

代表の津島栄樹は「1兆円企業になる」と言い続けています。売上1兆円なら、人件費に2000億円を投じられる。これは年収1000万円の社員を2万人雇える規模。千歳からそんな未来を描いています。

FJコンポジットには規則がありません。ただ一つだけ、「Be gentleman(紳士であれ)」というルールがあります。自分で考え、良いと思えば挑戦し、ダメだと思えばやらない。自由な発想から新しいものを生み出す、その哲学が会社を支えています。