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SEMICON Japan御礼と2025年の振り返り
【御礼】SEMICON Japan 2025

この度は SEMICON Japan にて、FJコンポジットのブースへお立ち寄りいただき、誠にありがとうございました。
お陰様で、3日間とも大盛況となりました。
北海道パビリオン内の小さなブースだったこともあり、通路を塞いでしまったり、隣接ブースの皆様にはご迷惑をおかけしてばかりでした。この場を借りてお詫び申し上げます。
それでも、多くの方に足を止めていただき、
「去年の出展を覚えていますよ」
「あの時の展示、印象に残っていました」
と声をかけていただくことも多く、交流が広がったり、具体的な案件をご相談いただいたりと、本当にありがたい3日間でした。
多くの方々に支えられて、今のFJコンポジットがあります。
前回に続き、まだ2回目のセミコンジャパン出展ではありますが、幅広い市場からお声がけをいただけたことも、大きな励みになりました。
やはり、展示会で直接技術者同士が話せるのは面白いですね。
放熱性は業界全体の課題のようで、S-CMC・S-DBC・カーボンセパレータのどれも引き合いが多かったです。
図面や資料だけでは伝わらない背景や温度感を、その場で共有できるのは、展示会ならではだと改めて感じました。
いただいたご相談やご要望については、真摯に、そして一つひとつ着実に対応してまいります。
実は、ブースは前日に急遽変更になりました
今回の展示、実は前日にブースサイズが急遽変更になるというハプニングがありました。
展示物がうまく収まらず、「これはどうしたものか……」と頭を抱えていた、、、その時。
弊社の若手社員が、迷いなく手を動かし始めました。
話を聞くと、前職でディスプレイや展示の経験があったとのこと。
限られた時間とスペースの中で、テキパキと形にしていく姿は見事で、まさに伏線回収でした。
私は祖母から、
「若い時は、なんでもやりなさい。いつか絶対に役に立つから。」
と教わってきました。
全力で取り組んできた道には、ちゃんと“武器”が落ちているものですね。
(今回も教訓を実感したよ、おばあちゃん!)
製造業でも、どんな仕事でも、
常に楽しむ姿勢を忘れずにいれば、
予期せぬ出来事が起きたとしても、結果として面白い展開が待っている。
そんな風に思っています。
改めまして、ご来展いただいた皆様、そして関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
今後ともFJコンポジットをどうぞよろしくお願いいたします。
2025年の振り返り
早いもので、2025年もそろそろ終わりを迎えようとしています。
今年もたくさんのイベントがありました。
・S-DBCの製造工程でIATF16949を取得
・トランプ関税でメディア出演ラッシュ。報道ステーションやWBSにも出ました。
・文部科学大臣表彰 科学技術賞
・S-DBCがLXセミコンでも量産開始
・斎藤佑樹さんの野球場が本格始動
・雑誌掲載:精密工学会誌,ものづくりレビュー,TIME誌
・セミコンジャパン出展
・地域との繋がり:北見工大で講演,高校生インターンシップなど
日ごろお付き合いのあるお客様や、従業員の皆さん、そのご家族に支えられ、今年もワクワクする出来事に溢れました。
半導体やエネルギー分野は、まさに激動の時代。
今年はどの企業も開発が過渡期にあり、手探りの一年だったのではないでしょうか。
この業界に身を置いていると、来年、再来年あたりから生産量が一気に立ち上がり、時代が切り替わる「音」が聞こえてくるように感じます。
その瞬間に置いていかれないよう、今のうちからしっかりと技術的な備えをしていきたいと考えています。
FJコンポジットは、これからも前に進み続けます。
来年も、皆さまに良いニュースをたくさんお届けできるよう、年の瀬に感謝の気持ちを込めながら仕事納めを迎えたいと思います。
本年もありがとうございました。
また来年も、どうぞよろしくお願いいたします。
余談:セミコンジャパンを終えて北海道に帰ってきて
セミコンジャパンを終えて東京から北海道に戻ると、アスファルトはすでにスケートリンク状態でした。
もちろん3回転半ジャンプを決めきれるはずもなく、芸術点ゼロの派手な転倒を披露しました。
※ちなみにネイティブ北海道ディアンの人達はペンギン歩きがDNAに刻まれているので転びません。
この寒さがあれば、きっと良い半導体ができるに違いない——そんなことを思いながら帰路に。
セミコンジャパンではラピダス社からも大きな発表があり、改めて「日の丸半導体」への期待を感じる場面も多くありました。
北海道の豊かな環境と寒さとともに、日本の半導体産業がしっかりと育っていくことを、同じものづくりに携わる立場として心から応援しています。
